# -*- Text -*- # 1 page= 19 chars x 42 lines x 3columns # 5 page = 630 lines CD-ROMは ISO9660 format linux/slackwar Slackware linux/je JE と仮定しています。 --- * Linux の install について 最近PCの性能も非常に向上しており、昔 はWSでなければ動かすことのできなかっ たUNIXが個人で持っているPCで動かすこ とも可能になった。これが今流行してい るPC-UNIXである。PC-UNIXの中にはFree で配布されているものがある。NetBSD, FreeBSD,Linuxの3つである。それぞれに いろいろと特徴があるが、ここでは初心 者にも簡単に利用できるLinuxを紹介す る。Linuxを使っているユーザは世界中 にたくさんおり、さまざまなソフトウェ アがLinuxで動くようになっている。 Linuxとは本来kernelの名前であり、 Linux kernelを使ったさまざまなパッケー ジが作成され配布されている。今回はそ れらのパッケージの中でも有名な Slackware 2.3 のインストールについて 簡単に説明する。 ・Linuxが動くハードウェア構成 LinuxはどんなPCでも動くわけではない。 古いデバイスや新しすぎるデバイスなど は使えない可能性が高い。デバイスを利 用するためにはLinux用のデバイスドラ イバが必要となるが、まだDOSやWindows のようにデバイスを買えばデバイスドラ イバが付いてくるものはまずないからで ある。世の中の誰か(あなたでもいい:-)) がデバイスドライバを書かないかぎり利 用することはできないのである。幸い Linuxユーザは非常に多いため、かなり 多くのデバイスがサポートされている。 困りたくなければあまり最新のでないメー ジャなデバイスを選んでおくほうがよい。 どんなデバイスをLinuxがサポートして いるかは[linux\DOCS\Hardware-HOWTO] に詳しく書かれている。自分のPCの構成 を確認し、それがLinuxでちゃんとサポー トされているかどうか調べておこう。ま たそれぞれのデバイスの使っているI/O ポート、割り込み番号(IRQ)も確認して おく。複数のデバイスでこれらが重なっ ていたりするとトラブルのもとなので重 ならないように設定しなおす。デバイス ドライバによってはブート時にI/Oポー ト、IRQを自動的に認識してくれるもの もあるが、必ず認識されるとは限らない ので適当に変更するかブート時にパラメー タとして渡す必要があるかもしれない。 なお、今回インストールしてみたハードウェ アの構成は表のとおりである。 ---------------------------------------------------------------- ハードウェア構成 ---------------------------------------------------------------- HP Vectra 486/66XM CPU 486DX2/66 メモリ 24Mバイト インターフェース IDE, フロッピー、シリアル、パラレル PS/2マウス SCSI I/F Adaptec AHA-1542CF フロッピーディスク 3.5inch x 1 ハードディスク IDE234M, SCSI 1G CD-ROM SCSI (Toshiba CD-ROM XM-3301TA) ビデオカード S3 928 ディスプレイ HP Ultra VGA Display D1193A ネットワーク HP built-in interface 注) AHA-1542CFはHP built-in etherと DMAが衝突していたので6に変更した。 ---------------------------------------------------------------- ・インストールの流れ Linux/Slackwareのインストールは以下 のような手順で行なう。 0) ハードウェアの設定が正しいかどう か確認する。 1) インストールに使うフロッピーディ スクを作成する。 2) Linuxをインストールするためのディ スク領域をあけておく。 3) インストール用ディスクでブート 4) Linuxのパーティションを切る 5) setupを使ってシステムをインストー ル 6) JEをインストール これらの手順はCD-ROMの中の[LINUX\ SLACKWAR\INSTALL.TXT]などに詳しく書 かれているのでよく読んでおいた方がよ い。 では、これらの手順をもう少し説明して おく。 ・ハードウェアの確認 何を使っているか、ボードはちゃんとさ さっているか、I/OポートやIRQなどを確 認しておく。DOSなどで動作を確認して おいた方が無難である。 ・インストール用フロッピーの作成 DOSでCD-ROMがアクセスできるようにし ておく。SlackwareパッケージはCD-ROM の[LINUX\SLACKWAR]ディレクトリに入っ ている。DOSの(ISO9660の)ファイル名の 制限のためslackwareではなくslackwar (最後の'e'はない)であることに注意。 この中にはLinux System一式にさまざま なドキュメントが含まれている。 普通PCには3.5inch FDが付いているだ ろうから、ブートイメージ、ルートイメー ジはbootd144,rootd144(bootdsks.144, rootdsks.144)にあるのを使う。5inch FDしかないPCの場合はbootd12,rootd12 (bootdsks.12,rootdsks.13)の方を利用 する。以下では3.5inch FDの場合だけに ついて説明する。 ブートイメージのディレクトリである [LINUX\SLACKWAR\BOOTD144]の下には様々 なファイルがある。それぞれ組みこまれ ているデバイスドライバの種類が違って いる。どれがどのようなデバイスをサポー トしているかは同じディレクトリにある README.TXTとWHICH.ONEに書かれている のでそれを読んで自分のPCにあっている のを選ぶ。今回はSCSIを使うので SCSI.GZを使う。(ネットワークの含まれ ているSCSINET1.GZ, SCSINET2.GZでもか まわない) 拡張子からわかるようにこれらのファ イルはGNU gzipで圧縮されているのでま ずGZIP.EXEで解凍する。 GZIP.EXEは CD-ROMの[LINUX\SLACKWAR\GZIP.EXE]に ある。ハードディスクの適当なディレク トリにブートイメージをコピーして次の ように圧縮をとく。 C:\TMP> GZIP -D SCSI.GZ すると拡張子.GZのとれたファイルにか わる。これをフォーマットしたフロッピー ディスクに書きこむ。ブートイメージを フロッピーに書きこむのはCOPYなどを使 うのではなくてCD-ROMに入っている [LINUX\SLACKWAR\RAWRITE.EXE]を使う。 RAWRITE.EXEを実行すると Enter source file name: と聞いてくるので書きこむ ファイル名(今はSCSI)を入力する。次に Enter destination drive: で書きこむ 先のドライブ名を聞いてくるので、フロッ ピードライブのドライブ名(フロッピー だから普通A:なのでA)を入力する。する とENTERキーを入力をまってくれるので フォーマット済みのフロッピーをA:にい れてENTERキーを押す。するとSCSIブー トイメージの入ったLinuxのブートフロッ ピーが作成される。 同じようにしてルートディスクも用意 する。普通[LINUX\SLACKWAR\ROOTD144] にあるCOLOR144.GZを使えばいいだろう。 詳しくは同じディレクトリにあるREADME ファイルを読むとよい。ブートディスク の時と同じように、選んだルートイメー ジもGZIP.EXEで解凍し、RAWRITE.EXEで ルートディスク用のフロッピーに書きこ んでルートディスクを作成する。 なお、Slackwareのインストール時に非 常時用のブートフロッピーを作ることに なるのでフォーマット済みのフロッピー を一枚用意しておく。 これで ブートイメージの入ったFD(boot FD) ルートイメージの入ったFD(root FD) フォーマット済みFD (インストール時に利用) の3枚のフロッピーがあるはずである。 ・ディスク領域をあける。 Linuxをインストールするためのパーティ ションを用意しておく必要がある。どれ くらいの容量が必要かは何をインストー ルするかに依存している。たくさん割当 られるのならたくさん割当てておく方が 後々楽である。また、swap用のパーティ ションも必要になる。Linuxの場合、実 メモリ+swapが仮想記憶となるのでそれ を考慮して適当な容量をswapにわりあて る。 もし現在 DOSや Windows なんかでディ スク全部を使っているのなら(プレイン ストールされている場合など)パーティ ションの切り直しが必要になる。今使っ ているものをすべてバックアップをとっ てからパーティションを切りなおすのが 一番確実だが、それは面倒だという人は FIPS.EXEを使うとよい。FIPS.EXEを使え ばすでにあるパーティションを小さくし て空き領域を作ることができる。 FIPS.EXEを実行するまえに、まずDOSの DEFRAG.EXEなどでフラグメントを解消し て、使用中領域をまとめておく。使用中 領域を前の方にまとめることができたら [LINUX\SLACKWAR\INSTALL\FIPS\FIPS.EXE] を実行して空き領域を作る。FIPS.EXEを 使う場合でも大事なデータがある場合な どはバックアップをとっておくべきなの はあたりまえである。 ・インストール用ディスクでブート 先程作成したブートディスクをフロッピー ドライブに入れてブートする。するとい ろいろメッセージを出し、最後にboot: というプロンプトを出して止まる。もし 自動認識されないデバイスなどを使う時 はここでパラメータを指定する必要があっ る。詳しくは[LINUX\SLACKWAR\BOOTING] に書かれている。 普通は指定しなくても大丈夫な場合が 多いのでそのままリターンキーをたたく。 するとLinuxのkernelが動きだし、まず デバイスの認識を行なう。ここでデバイ スに関していろいろとメッセージが表示 されるので一応確認しておく方がよい。 もしうまくブートしなかったらデバイス の認識などがうまくできなかったのだろ う。[LINUX\SLACKWAR\BOOTING]を見て正 しいパラメータを与えてみてみるとよい。 デバイスの認識の後、パーティション のチェックが行なわれて最後にフロッピー を入れかえるようメッセージが出て止ま る。 VFS: Insert ramdisk floppy and press ENTER ここでブートフロッピーを抜き、かわり にルートフロッピーを入れてリターンキー をたたく。するとルートフロッピーが RAMDISKにロードされて login: プロン プトがでる。Linuxには仮想コンソール 機能があるので、ここでALTとファンク ションキーを同時に入力すると別の仮想 コンソールに切りかえることができる。 例えば、ALT+F2で2番目の仮想コンソー ルにかわる。その仮想コンソールでも login:プロンプトがでているだろう。最 初の画面に戻るのはALT-F1である。これ を使えばインストール途中にドキュメン トを見たりどんなファイルがあるかなど も確認することが可能である。 それでは適当な仮想コンソールで、ま ずrootでloginする。 ・Linuxのパーティションを切る rootでloginしたら、fdiskを使ってまず Linuxのパーティションを切る。理想的 には / (root), /usr などはシステムを バージョンアップしないかぎり変化しな いはずなのでギリギリのサイズでよくて、 /var や /home などはサイズが増えたり しても大丈夫なようにしておくのがよい。 また/usr/local なども後々増えるので 別パーティションにした方がよいかもし れない。ただ、上手に分割しないと無駄 な領域が増えることになってしまうので、 何も考えずに1パーティションにしてし まうのでもかまわないだろう。swapのパー ティションだけは分けておく。 Linuxではデバイスは普通デバイスファ イルを使って指定する。IDE-HD 1台目は /dev/hda, 2台目は/dev/hdab, SCSI-HD 1台目は/dev/sda, 2台目は/dev/sdb,.. となっている。SCSI-HD 1台目のパーティ ションを設定するなら/dev/sdaのパーティ ショニングを行なうことになるので # fdisk /dev/sda のようにする。fdiskの使い方は m でヘ ルプが表示される。新しいパーティショ ンの設定は n、パーティションIDの設定 はt,パーティションの割り当て状況を見 るには p、パーティションを削除するに は d である。例えば 2つ目のprimary partitionとして 100Mbytesを割当てる には # fdisk /dev/sda Command (m for help): n Command action e extended p primary partition p Partition number (1-4): 2 First cylinder (21-1002): 21 Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (21-1002): +100M とする。 ところで、Linuxはdefaultでは101キー ボードだと思っているので、106キーボー ドを使っている場合などは + などを入 力する場合には Shift+^(つまり~)を入 力しないといけない。後の方でJEをイン ストールすれば、このキーマップを変更 することができるが、JEをインストール するまではこのままで作業を行なう必要 がある。 さて、PCではprimary partitionとして は4つしか使えないのでそれ以上割当て る時はextended partitionとして割当て てそれをさらにlogical partitionとし て分割しないといけない。extended partitionの中にswapを作ったりするこ とは問題ない。 なお、nで割当てたパーティションは defaultではLinux nativeになっている ので、swapパーティションを設定する 時はnで追加した後、tでIDを82(Linux swap)に変更しておくのを忘れてはいけ ない。 Command (m for help): n Command action e extended p primary partition p Partition number (1-4): 3 First cylinder (122-1002): 122 Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (122-1002): +48M Command (m for help): t Partition number (1-4): 3 Hex code (type L to list codes): 82 パーティションを確保しおわったら p コマンドで確認して、wコマンドでディ スクに書きこむ。fdiskを終了したら今 設定したパーティションを認識させるた めにここでrebootしておこう。 CTRL-ALT-DELを同時にたたくとPCがリブー トするので、さきほどと同じようにブー トディスクでブートし、VFS: Insert ramdisk rloppy and press ENTER でルー トディスクにいれかえる。login:プロン プトがでてきたらrootでloginする。 Partition check:で今設定したパーティ ションが正しく設定されているかを確認 しよう。ルートフロッピーはもう必要な いので抜いておいてもかまわない。 ・setupでシステムのインストール ではいよいよSlackwareのインストール を行なう。setupを実行するとメニュー 画面になる。カーソルキーでメニューを 選び、SPACEまたはリターンキーでその メニューの実行である。まずはHELPを見 ておくといいだろう。 KEYMAPというセクションがあるが、こ の中には残念ながら106キーボードに対 応するものがない。defaultのままで作 業を進める。 後はADDSWAP以降を順に実行していけば よい。ADDSWAPではlinuxのswapパーティ ションとして確保したパーティションを みつけだしてそこをswapとして使うかを 聞いてくる。もしswapを割当てたはずな のに見つからなかった時はパーティショ ンIDをLinux swap(82)にし忘れてる可能 性が高い。ちゃんと見つかっていれば、 表示されている情報を確認してまた はでリターンキーをたたいていけ ば自動的にswapパーティションとして実 際に使えるようになる。 次はTARGETドライブの設定に移る。ま ずLinuxのrootになるパーティションを 選択し、Formatを実行する。あとはさら に必要に応じてパーティションを追加し ていく。最後はqで終わればよい。その 後DOSのパーティションを使うか聞いて くるのでLinux上でDOSのファイルを操作 したいならば設定しておこう。 次はSOURCEセクションである。CD-ROM からインストールするので5を選び、ど のタイプのCD-ROMかを選ぶ。SCSIの場合 SCSI CD 0か SCSI CD 1を聞いてくるが 普通SCSI CD 0、つまり一つ目のSCSI CD を選べばよい。その後、installation methodを選択するが、今回のCD-ROMでは customを選び CUSTOM SOURCE DIRECTORY で[linux/slackwar/slakware]と入力す る。ここのディレクトリ名は間違えやす いので注意すること。 その次は何をインストールしていくか 選ぶ。それぞれどういうソフトウェアか 説明されるのでよく読んでおくとよい。 後から追加インストールなどもできるの で、とりあえず必要そうなものだけイン ストールするのでもいいし、ディスクに 余裕があるのならどんどんインストール してしまうのもいいだろう。 ただ、q seriesは実際にLinuxを利用す る時のデバイスをサポートしたものを選 ぶ。そうでないと、インストールの時は CD-ROMにアクセスできたのにインストー ルしてみたら使えないなどということに なってしまうことがある。 x seriesではX serverもインストール するが、関係ないX serverはインストー ルしない方がいいだろう。また最後に選 んだX serverがdefaultのX serverとな るので後で自分の使うX serverにリンク をはりなおす必要がある場合がある。 パッケージのインストールが終わった ら後はセットアップである。まず、非常 時用のブートフロッピーを作成する。 次にモデムやマウス、CD-ROMやフォント などの設定を行なう。わからないものは しておいて後で設定しなおすこ ともできるが、ここでちゃんと設定して おかないとデバイスファイルのリンクが 適切におこなわれないので、自分でリン クしなおすか、直接デバイスを指定する ようにするかしないといけなくなる。 その後はLILOの設定である。これを設 定しておけばハードディスクから直接ブー トすることができるようになる。また MBRにインストールすればLinuxとDOS等 のブートセレクタとしても利用できる。 別のブートセレクタを使うのならMBRの かわりにROOTにインストールしておくと よい。 さらにネットワークの設定にうつる。 ネットワークに繋がない場合も、とりあ えずホスト名、ドメイン名を決めて LOOPBACKだけ使うようにしておくといい だろう。本当にネットワークに繋ぐ場合 はネットワークの管理人と相談してIP addressなどを割当ててもらう。 GPMはコンソール上でマウスを使ってカッ ト&ペーストするためのである。XFree86 を使うつもりならマウスのとりあいがお こることがあるのでインストールしない 方が安全である。 TIMEZONE CONFIGURATIONではJapanがあ るのでそれを選ぶ。 以上でSlackwareのインストールは終了 である。QUITでsetupを終了しよう。次 にLinuxの日本語環境であるJEのインス トールを行なう。 とりえず今インストールしたLinuxでブー トしなおす。CTRL-ALT-DELでリブート処 理がおこなわれ、今インストールした Linuxがブートするようになっているは ずである。 ・JEのインストール まず始めにJEのインストーラとKONをイ ンストールする。Linuxがブートしたら rootでloginしてJEのディレクトリに移 動する。CD-ROMをちゃんとセットアップ してあるのなら[/cdrom/linux/JE]のは ずである。そして installディレクトリ に移って # cd install # /sbin/installpkg ezinst.tgz konbin.tgz konfnt.tgz jkeytbls.tgz を実行する。するとezinst,KON等がイン ストールされる。うまくインストールで きれば # kon でコンソールに漢字が使えるようになっ ているはずである。 またこれでキーマップがインストール されたので、106キーボードを使ってい る場合は # loadkeys defkeymap j106-d でキートップに書いてある通りの文字が 入力できるようになる。CapsLockとCtrl を入れかえるにはcl2c-dというkeymapを 使うことができる。 ではいよいよJEのインストールに移る。 [/cdrom/linux/JE/packages]にcdして /sbin/ezinstを実行する。 ---------------------------------------------------------------- ┏<メインメニュー>━┓ ┃パッケージ選択 (p)┃ ┃インストール (i)┃ ┃終了 (q)┃ ┗━━━━━━━━━┛ ---------------------------------------------------------------- まず<メインメニュー>からパッケージ 選択(p)を選ぶ。<パッケージ選択>では いろんな方法でパッケージを選ぶことが できるようになっている。一番簡単なの はパッケージリスト(l)である。パッケー ジリストで選択してからルール(r)など で細かい修正をすることもできる。 ---------------------------------------------------------------- ┏<メインメニュー>━┓ ┃┏<パッケージ選択>━━━━┓ ┃┃パッケージリスト (l)┃ ┃┃ルール (r)┃ ┗┃マニュアル (m)┃ ┃選択内容を初期化する (i)┃ ┃戻る (q)┃ ┗━━━━━━━━━━━━┛ ---------------------------------------------------------------- インストールするパッケージを選んだ ら 戻る(q) で戻り、<インストール>に 移る。まずパッケージの確認(c)でチェッ クしてからインストール開始(s)でイン ストールが行なわれる。 ---------------------------------------------------------------- ┏<メインメニュー>━┓ ┃┏<インストール>━━━┓ ┃┃パッケージの確認 (c)┃ ┃┃インストール開始 (s)┃ ┗┃戻る (q)┃ ┗━━━━━━━━━━┛ ---------------------------------------------------------------- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ < 0% ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ installing base/pcurses.tgz installing base/prtcfg.tgz : ---------------------------------------------------------------- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃変更されたパッケージリストが保存されていません。 ┃ ┃パッケージリストを保存する場合は y と答えて下さい。 ┃ ┃ ┃ ┃コメントの入力モードになります。コメントは 1 行 ┃ ┃あたり 45 バイトくらいまで入ります。最後にリターン ┃ ┃キーだけ叩くとコメントの入力モードが終ります。 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━(何かキーを押して下さい)┛ ---------------------------------------------------------------- 最後終了時にコメントを入力すれば JEのインストールは終了である。このコ メントは次回ezinstでパッケージを選択 する時にパッケージリストのコメントと して使われる。 ・ユーザ、パスワードの設定 さて以上で、SlackwareとJEのインストー ルが完了したので、Linuxが利用できる ようになっているが、まずrootのパスワー ドを設定しておこう。passswdコマンド でパスワードが設定できる。passwdだけ だと現在loginしているユーザのパスワー ドが変更される。明示的にpasswd root などとしてもよい。 次に自分のアカウントを作成しておこ う。一人で使っているのならrootだけで もいいと思うかもしれないが、rootの場 合パーミッションのチェックなどが行な われないので、書きこんではいけないファ イルに書きこんだり、消したりすること ができてしまう。うっかり間違えてそう いうことをしないためにも特権のない一 般ユーザとして普段は利用するべきであ る。Slackwareの場合、adduserコマンド を使えば簡単にアカウントを作ることが できる。 ---------------------------------------------------------------- # adduser Adding a new user. The username should not exceed 8 characters in length, or you may run into problems later. Enter login name for new account (^C to quit): ukai Editing information for new user [ukai] Full Name: Fumitoshi UKAI GID [100]: Group 'users', GID 100 First unused uid is 501 UID [501]: Home Directory [/home/ukai]: Shell [/bin/bash]: /bin/zsh Password [ukai]: Information for new user [ukai]: Home directory: [/home/ukai] Shell: [/bin/zsh] uid: [501] gid: [100] Is this correct? [y/N]: y Adding login [ukai] and making directory [/home/ukai] Adding the files from the /etc/skel directory: ./.kermrc -> /home/ukai/./.kermrc ./.less -> /home/ukai/./.less ./.lessrc -> /home/ukai/./.lessrc ./.term -> /home/ukai/./.term ./.term/termrc -> /home/ukai/./.term/termrc ---------------------------------------------------------------- 今後はマシンの設定をかえる時以外は このユーザで作業するようにしよう。 あとはmanコマンドや様々なドキュメン トがそろっているので、それらを読んで 使い方をマスターして欲しい。それでは Linuxの世界を楽しんで下さい。 # Local Variables: # mode: Text # mode: auto-fill # fill-column: 36 # End: