=============フラット型のレポート(4page+写真)================= ●フラット型 まずはフラット型ディスプレイを持つX端末を紹介する。 ◎Anritsu DX2000シリーズ Anritsu DX2000シリーズはイーサネットの接続形態、および主記 憶の容量により9種類に分かれている。イーサネットの接続形態に は、thick, thin, ツイストペア の3タイプがあり、主記憶の容量 は4MB,8MB,16MBの3タイプがある。 キーボードはカタカナ配列で、マウスは3ボタン機械式のものが 附属している。オプションとしてトランシーバ・トランシーバケー ブルやディストリビューションテープがある。 ここでテストを行ったのは、イーサネットの接続形態が thick で主記憶の容量が4MBであるDX2000C2Aというモデルである。 ◇ハードウェア 本体は非常にコンパクトであり(6kg)、スタンド一体型15インチ の液晶型フラットディスプレイ(スタンド部分にX端末のCPUが収 まっている)、テンキーのないカタカナ配列のキーボード、マウス、 ユーザーズマニュアルとインストーレションガイドで一式となって いる。 ディスプレイと一体になった本体はファンを備えていないため静 かである。また、熱もそれほど持たない。メインスイッチは少々分 かりにくい位置にあるが、残念ながらソフトスイッチは備えていな いため、ホストマシンにloginしている時にメインスイッチを切っ てしうとホストマシンにプロセスが残ってしまうことがあるので注 意が必要である。 ディスプレイはリフレッシュレート70Hzで1280x1024の解像度を 持つが、15インチディスプレイでは若干細か過ぎて14ドットのフォ ントなどは少々小さく感じた。しかし、ディスプレイ自体は映り込 みも少なく、液晶でも見にくいことはなかった。シリアルポートは ディスプレイ背面に備えられている。 なお、ディスプレイの裏側に、本機に附属している金属のバーを 装着することでキーボードをディスプレイの裏面に収めることが可 能であるが、少々不安定なのであまり使用しなかった。 キーボードはF1からF5まではセットアップキー等に割り当てられ ているために、ファンクションキーはF6からF16までが備わってい る。また、テンキーはついていないが"Numericキー"を押すことに よりキーボードの一部がテンキーの様な割り当てになる。デリート キーはセットアップメニューで2つのキーの内どちらかを選択でき る。キーのタッチは適度な重さであり、スペースキーもカタカナ配 列の割にはある程度の大きさを持っているので使いにくいことはな かった。また、LEDはキーボード上部に8個ついているので、カナキー などを誤って押した場合にもすぐに分かるようになっている。 マウスは、キーボードおよびディスプレイが非常にコンパクトで あるため、せまい机にX端末を置いた場合でもマウスの移動スペー スは十分にとれるので操作は良好であった。 ◇ネットワークへの接続 DX2000シリーズは購入時点でイーサネットの接続形態を決めなく てはならないので、サイトでのネットワーク環境が変わった場合に は不便さを感じることがあるであろう。本テスト中でもX端末が増 えてきた時、接続形態を thick から thin に変えてしまったため、 本機はネットワークから外してしまうことになった。しかし、ネッ トワーク環境が変わらないのであれば、コストパフォーマンスの点 で他機種より有利になると言うこともできる。 接続は、ホストマシン(sparc)のXのフォントパスを指定するこ とにより行なうことができた。別売のディストリビューションテー プをホストマシンにインストールすれば内蔵ROMからでなくホスト マシンからブートファイルを読んで立ち上げることもできる。ただ しその場合、初回は手動で立ち上げる必要があるのだが、そのため にセットアップメニューで立ち上げを手動に設定して電源を切って しまうと、次回電源を入れた時にはモニターモードになってしまう。 もちろん、ホストマシンのブートファイルからX端末を立ち上げる 場合はこれでいいのだが、そうでない場合はセットアップ用のキー は無効になるので、立ち上げを再度内蔵ROMに設定するにはマニュ アルを最後の方まで読まなくてはどうしようもなくなる。 X端末のセットアップは"Setupキー"を押すことにより行なうこ とができる。ネットワークの接続など、設定の操作は行ないやすく、 またネットワークの統計やシステムメッセージなどの情報も表示さ れるので、ネットワークにうまく接続できない時などはこの情報を もとに設定を変更してゆけばよいであろう。また、操作環境の設定 ではマウスの加速率やキーボードにおけるデリートキーの割り当て、 キークリック音の有無、警告ベルの音量など、細かな点も設定可能 である点には好感を持てた。 ◇総合評価 本機はコンパクト性にその大きな特徴があるということができる。 したがってディスプレイは15インチと、主流の17インチよりはひと まわり小さめであるが、視認性は良く、また、セットアップメニュー によりキーの配置やマウススピード等もユーザーの好みに合わせて 変更することができるため、操作性は優れていると言えるであろう。 また、操作もメインメモリ4MBで不都合を感じることはなかった。 ◎TAKAOKA XMiNT F TAKAOKA XMiNT F とは XMiNT のフラット型ディスプレイモデル である。XMiNT には 15,17,19インチのモノクロディスプレイモデ ルがあるが、XMiNT F はコンパクト性を考慮してディスプレイはも ちろん本体の形も XMiNT とは異なっている。 本体はディスプレイの周辺に立てておくタイプであり、メインメ モリは4MBと8MBの2種類から選べる。ディスプレイは16インチのプ ラズマディスプレイであり、キーボードは、オリジナル78Keyキー ボード、PC98/PC286キーボード、AS Keyboard、AT/AXキーボード、 JIS 78Keyキーボードの中から好みのものを選択できる。 これらのハードウェアに XMiNTのユーザーズ・マニュアル、 XMiNT Fのハードウェアマニュアル、ディストリビューションテー プ(別売)とリソースノート(テープ1本につき1冊添付)が附属して一 式となっている。 ここでテストを行ったのは、メインメモリが8MBでオリジナル 78Keyキーボードを接続した XMiNT F というモデルである。 ◇ハードウェア 本体は高さ20cm、幅10cm、奥行き30cm、重量3.86kgとX端末とし ては標準的な大きさであるが立てて置けるために机上スペースは大 してとらない。本体背面にはthick、thin用のイーサネットコネク タがあり、どちらを使用するかはスイッチで決める。このスイッチ は先のとがったものでないと変えることができないので扱いに不便 さを感じた。また、シリアルポートとしてRS-232Cコネクタも備え ている。本体背面にはファンも備えているので若干の騒音はある。 電源スイッチには本体背面のメインスイッチと本体正面のソフトス イッチがあり、ソフトスイッチで電源を切ろうとすると本当に電源 を切るのか画面上で確認を求め、ホストマシンとの接続を切ってか ら電源が落ちるよう配慮されている。 ディスプレイは16インチのプラズマディスプレイでリフレッシュ レートは30Hz、解像度は1280x1024ドットである。デイスプレイ正 面にはソフトスイッチと画面の輝度および音量を調節する無段階ス イッチがある。プラズマ型であるため、ノングレア処理を施してい るとはいえ、多少の画面への映り込みがあり、照明の位置が悪いと 画面が見づらくなってしまうことがある。テスト機にはnexyフィル ターというフィルターがついていたので映り込みはほとんどなかっ たが、このフィルターには正面からでないと画面が歪んで見えると いう欠点があった。 キーボードはオリジナルのものをテストした。これは旧SUNキー ボードに準拠したキー配列をもち、省スペース化を考慮して作られ たものであるが、キータッチがかなり軽めで(これは後にに改良さ れたらしい)キーボードの両端に2cm程の無駄な部分があるのが気に なった。しかし、大きなセットアップキーは扱いやすく、またLED を4つ配しCaps Lockなどの基本的なキーロック情報はLEDで分かる ようになっているなど、シンプルながらによくまとめられたキーボー ドであるといえる。だた、テンキーがないのにカーソルキーがある などコンセプトが混乱しているようにも見受けられた。また、作業 上、どうしてもテンキーが必要である場合には、ほかのタイプのキー ボードも選択できるので、キーボードは好みに応じたものを選択す ればよいであろう。 ◇ネットワーク接続 本機はディストリビューションテープをホストマシンにダウンロー ドして、TFTPにより立ち上げる。ディストリビューションテープ (約26MB)には専用フォント(DECやSony NEWSなどで使用されている フォントは共用できない)も入っているためダウンロードには10分 程かかった。 ダウンロードしたファイルを適切な位置にリンクし、セットアッ プメニューでそのパスを指定すればX端末側の設定がが完了する。 セットアップメニューはネットワークの診断情報等が表示でき、設 定の内容も分かりやすく、扱いやすいものであった。 ただし、はじめに立ち上げる時はホストマシンにはいっているサー バープログラムを手動で立ち上げるため、モニターモードでIPアド レスやブートプログラムなどをリソースノートに従って入力し、X 端末をブートする必要がある。 また、ディストリビューションテープには演奏プログラムも入っ ていて、X端末で音を鳴らしたり曲を演奏したりすることもできる。 しかし、この演奏プログラムはあまり力を入れて作られていないよ うで周波数が桁溢れを起こすとX端末自体が異常動作を示すという おまけつきであった。 ◇総合評価 本機はXMiNTのフラット型ということで、コンパクト性を重視し たモデルになっている一面、ディスプレイは16インチのものを採用 し、本体もディスプレイと別個にし、ソフトスイッチとメインスイッ チを備えホストマシンにプロセスが残らないように配慮されている など、機能性も重視している。また、キーボードのバリエーション も豊富である。 動作に関してはテスト機のメインメモリが8MBあったため、何ら 不満は感じなかった。 全体としては、疲れない程度にコンパクト性を追求した1台であ るといえるだろう。 ◎伊藤忠 CIT-XEシリーズ 伊藤忠 CIT-XEシリーズにはフラット型、モノクロ型、カラー型 の3種類がある。ここで紹介するのはフラット型の CIT-XE 1PL と いうモデルである。 CIT-XE 1PLは16インチのプラズマディスプレイを持ち、本体はディ スプレイの下におくタイプである。メモリは標準で4MBあり、最高 36MBまで増設可能である。キーボードはAX配列のものしか接続でき ない(カラー型やモノクロ型は3タイプから選択できる)。マウスは3 ボタン機械式のものがキーボードに附属される。 これらのハードウェアにユーザーズマニュアルがついて一式となっ ている。 ここでテストを行なったのはメインメモリが4MBのものである。 ◇ハードウエア 本体はモノクロ型やカラー型のモデルと共通のものであるため、 ディスプレイの下に置くといっても高さ5.7cm、幅35.5cm、奥行き 36.6cm、重量4.8kgというサイズであり、せっかくのコンパクトな ディスプレイを無駄にしてしまっている。オプションで本体を立て て使える台があるようだが、それがなくてはフラット型を買う意味 がない。 本体背面には thick イーサネットコネクタ、シリアルポートコ ネクタ(RS-232C)などがある。ディスプレイの電源はコンセントか ら直接取るように指示されていたがテスト機には本体背面にACアウ トレットがあったのでこれを使用した。しかし、このACアウトレッ トは本体電源とは連動していなかった。また、テスト機はthinイー サネットコネクタを備えているものを用いたが、thickイーサネッ トコネクタも本体背面にそのまま残っていた。試しにthickイーサ ネットで接続しようとして thick・thin 切替えスイッチを探した がどこにも見当たらず、またマニュアルにもそれらしきことは書い ていなかった。どうやらthinコネクタをオプションでつければ thickコネクタはダミーになってしまうようである。 本体前面にはソフトスイッチを備えているが、残念ながらこのソ フトスイッチでは本体の電源を入れることも消すこともできなかっ た。従って、電源のオン・オフはディスプレイ横にあるメインスイッ チで行なっていた。 ディスプレイは16インチのプラズマ型でXMiNT Fと同じものであ る。従ってディスプレイに関してはそちらの方を参照して頂きたい。 ただ、4MBのメインメモリでは画面の表示は非常に遅く、またウィ ンドウを3つ以上開けると画面中央に大きく"Warning"がでて使用し ていないウィンドウを即座に閉じるように求めてくるなど、性能は 決してよいものではなかった。 キーボードはAX配列のものだが、テスト機はShiftキーが引っか かるような感じで押しづらく、またスペースキーも小さいためよく 変換キーに手がかかってしまった。キータッチは重めでキーを叩い た時の音は少々大きめである。また、キーボードのLED等は光らな いので、誤ってCaps Lockを押してしまった時など、分かりにくかっ た。キーボードにはテンキーがついているが、フラット型という性 格上、テンキーのない省スペース型のキーボードもオプションで選 べるようにしておいて欲しい。 ◇ネットワーク接続 接続はホストマシン(sparc)のXのフォントパス指定することに より内蔵ROMから立ち上げることができた。別売りのディストリビュー ションテープをホストマシンにダウンロードすればブートプログラ ムをホストマシンから読んで立ち上げることもできる。 セットアップは"Setupキー"を押すことにより行なうが、Setupメ ニューではいくつか操作しにくい点があった。まず、X端末とホス トマシンのIPアドレスを入れる際、"ホストIPアドレス" と "クラ イアントホストIPアドレス" のように書かれているため、どちらに X端末のIPアドレスを書けばよいのかマニュアルを読まないと分か りにくい(X端末は"ホストIPアドレス"で指定)。また、メニューア イコンをクリックすると最初に入力すべき欄にマウス(ミッキー)が 飛んでしまうので、何も入力せずに内容だけ見たい時には不便さを 感じた。さらに、一度入力した重要なデータ(X端末のホスト名な ど)はデータを再入力(マニュアルでは最後にReturnキーを入力すれ ば再入力できると書いてあるが)できずにRAMをリセットして行なっ たことがあった。 モニターモードのウィンドウはSetupメニューから開けることが できるが、ユーザーズマニュアルではモニターモードのコマンドに ついては一覧表を示しているだけであり、モニターモードで操作を 行なうためにはスーパーユーザーズマニュアル(製品個体には添付 されない)が必要になる。 起動に関しては、マニュアルで入力したX端末のIPアドレスを直 接指定できないため、電源を入れるとまずRARPが使用できるかを調 べ、次にBootpが使用できるかを調べ、どちらの反応も返ってこな い場合にマニュアルで入力したIPアドレスを、その唯一性を調べて から使用する、という手続きを経るため立ち上がるまでに他のX端 末より数十秒から数分ほど多くかかってしまう。 ◇総合評価 本機はモノクロ型、カラー型と本体を共有させるためにフラット 型の一番のメリットであるコンパクト性についてはもちろん、その 扱い易さやとり回しの良さなどをライバル機と比較した場合、どう しても不利な点が目立ってしまう。ハードウェアの性能そのものに ついては、メモリを8MB程度に拡張すればかなりの性能が発揮でき ると思われるが、テンキーのついたキーボードしか接続できないの は、フラット型としては大きな欠点であるといえる。 以上、本機に関しては厳しい評価をせざるを得なかったが、同機 種のモノクロ型、カラー型についても後に使用レポートを載せてい るので、そちらの方も合わせて参考にして頂きたい。 ◎ JCC Xface シリーズ JCC(日本電算機(株))のフラット型には Xface, および XfaceL がある。Xface と XfaceL との違いは CPU と最大メモリ容量だけ である。 キーボードは日本電算機の他の X端末と同様、オリジナル,PC98, PC/AT,AX の4種類がある。マウスは3ボタン機械式が附属している。 ここでテストを行なったのは、主記憶が 8MBで、AXキーボードの Xface である。 ◇ハードウェア スタンド一体型の EL ディスプレイ、キーボード、マウス、電源 ケーブル、ユーザーズマニュアル、インストールテープで一式であ る。オプションでThin ケーブルも附属している。 ディスプレイと一体になった本体は Antiru DX2000 シリーズ同 様、非常にコンパクトである。本体の大きさは高さ260mm,幅 345mm, 奥行きはわずか 136mm なので場所をとらず、重量もほんの 6kg なので使いやすい場所に移動する時や、使用しない時に机の端に移 動させたりするのが可能になっている。 また、本体にはファンがないため静かである。空気の対流を利用 して最適な温度に保っているためそれほど熱を持つわけではない。 電源スイッチはハードウエアスイッチとシステムスイッチの2つ がある。システムスイッチを使えば、電源を落す時、ホストコンピュー タとの間にコネクションがあると、本当に電源を落していいのか確 認してくるのでステムスイッチだけを使っていればほとんど問題が ないであろう。 本体後面には、キーボードコネクタ、マウスコネクタ、9pinの RS232Cポート、イーサネットコネクタがある。キーボードコネクタ は2つあり、一つはmin-DINと呼ばれるものでPC9801キーボードやオ リジナルキーボードをつなぐために使われる。もう一つはDINと呼 ばれるものでこちらにはPC/AT,AX準拠キーボードをつなぐ。どのキー ボードを使うかはマウスの中央のボタンを押しながら電源を入れる と設定することができる。イーサーネットコネクタはThin(10base2) とTwisted pair(10baseT)の二つがあり、これも中央のマウスボタ ンを押して電源をいれることでどちらを使用するかを設定すること が可能である。 ディスプレイは1280x1024の解像度があり、a14などの14ドットフォ ントではやや小さ過ぎるように感じられる。ただ、16x16ドットお よび24x24ドットの日本語フォントがROMに内蔵されているのでこれ らのフォントを使えばよいだろう。ディスプレイ自体は移り込みも 少なく、コントラスト・応答性もよく見やすいものとなっている。 キーボードは省スペースとUNIXでも使いやすさを考慮したオリジ ナルのキーボード、PC9801キーボード、IBMのPC/ATのキーボード、 AXキーボードの4種類が用意されている。SetUpでNetwork LEDをOn にするとAXキーボードではScroll LockのLEDがNetwork LEDとして 使われるようになる。ここでテストしたのはAXキーボードだったが、 キーのストロークが浅く、少し使いにくいように感じられる。また 狭い机の上で使うことを考えるとテンキーなどの部分が非常に無駄 だと思った。 オリジナルキーボードはTAKAOKAのXMiNTのオリジナル78keyキー ボードと同じタイプのようである。実際、XMiNT Fのキーボードを つないでオリジナルキーボードとして使うことが可能であった。こ の場合Network LEDはL1のLEDが使われる。 ◇ネットワーク接続 本機はホストマシンにあるサーバプログラムをTFTPによりロード し立ち上がるようになっている。インストールテープには、Xface のサーバプログラムの他にフォントなどが入っていた。 ホストマシン側ではインストールテープをダウンロードし、 /etc/hostsにX端末のホスト名を加え(NISを使っているとことでは NISのデータベースを更新する)、xdm を動かせばよい。 X端末側ではマウスボタンを3つとも押しながら電源を入れること によって設定画面に入るので、そこで set コマンドを使って設定 すればよい。そのあと boot コマンドでサーバが TFTP でロードさ れ X が立ち上がる。 セットアップメニューの中でキーボードから入力する時は、 Emacs like な編集コマンドが使えるので便利であった。 またセットアップメニューの日本語表示/英語表示が切替え可能 になっている。また、ネットワークの診断情報なども見ることがで きる。また設定の内容もわかりやすく扱いやすかった。 ◇総合評価 本機もAnritsuのDX2000シリーズと同じくコンパクト性に優れて いる。ディスプレイは小さいが、視認性は優れており非常に扱いや すいX端末であった。今回はAXキーボードでテストを行なったが、 長所である省スペース性を考えると、小さいオリジナルキーボード を選ぶのがいいと思われる。 またメインメモリが8MB搭載されていたのが、SetUpの Diagnosticsでメモリ利用率をみる限りでは4MBでも不都合はないと 思われる。 =============フラット型のレポート=================